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英語会議の冒頭の挨拶と、会議を始める英語。最初の1分は型で仕切るべし

2026-10-05 けい

企業戦士へ、

会議を仕切るのは、英語ができる人の仕事だと思っていないだろうか。

実は、英語の会議で一番ラクなのは仕切る側だ。話の流れを自分で決められるので、急に振られて固まることもない。言うことも、ほぼ決まっている。

だから、自分から会議のオーナーになることをすすめる。小さな定例でいい。

とはいえ、最初の一言は緊張する。雑談が盛り上がっていて、どこで切ればいいかわからない。頭の中で "Let's..." の続きを探しているうちに、開始時刻を5分過ぎている。心臓バクバクである。

まずは最初の1分。ここは型で乗り切れる。

英語会議の冒頭の1分で、主導権が決まる

アメリカの会議は雑談から入る。週末どうだった、天気がどうだ。それ自体はいい。ただ、オーナーが区切らないと、いつまでも始まらない。

冒頭の1分で、会議の目的と、何が決まれば成功かを言葉にする。これがあるだけで、話が脱線した時に戻る場所ができる。終わりが見えている会議は、時間通りに終わる。

逆に、目的を言わずに始めた会議は、話があちこちに飛ぶ。英語で途中から流れを戻すのは、最初に目的を言うより、ずっと難しい。

英語会議の冒頭の挨拶は、短くていい

日本語の会議は、「お忙しいところお集まりいただき、ありがとうございます」と丁寧に始めることが多い。英語の会議の冒頭は、もっと短い。お礼は一言で済ませて、すぐ本題に入る。

丁寧な前置きを英語に直そうとすると、そこで詰まる。短く言うほうが、英語としても自然だ。

会議を始める英語、最初に鍛える3つ

冒頭で使うフレーズは、ここに挙げるものより多い。全部を一度に覚えようとしても、本番では出てこない。最初に鍛える3つを反射で言えるまで唱えて、次の3つを足す。3つずつ積み上げるべし。

最初に鍛えるのは、表の上の3つ。下の3つは、その次に足す。

型フレーズ意味使う場面
始める型Let's get started.始めましょう開始時刻を1〜2分過ぎたら
目的を言う型The goal of today's meeting is to...今日の会議のゴールは、…です始めた直後
終わりの形を言う型By the end of this call, we should have...この会議が終わるまでに、…を決めたいです目的を言った後
待つ型Let's give people a couple more minutes to join.参加者がそろうまで、もう少し待ちましょう開始時刻に人がそろっていない時
議題を言う型We have three items on the agenda today.今日の議題は3つです議題が複数ある時
自己紹介を促す型Before we dive in, let's do a quick round of introductions.本題に入る前に、簡単に自己紹介をしましょう初対面の人がいる時

1. "Let's get started." 始める型

アメリカの会議は雑談から入る。それ自体はいい。ただ、オーナーが区切らないと、いつまでも始まらない。開始時刻を1〜2分過ぎたら、これを言う。お礼の一言を続ければ、それが冒頭の挨拶になる。

Let's get started. Thanks, everyone, for making the time.

(始めましょう。皆さん、時間を作ってくれてありがとうございます)

2. "The goal of today's meeting is to..." 目的を言う型

何のための会議かを、最初に言葉にする。これがあるだけで、話が脱線した時に戻る場所ができる。

The goal of today's meeting is to choose a vendor for the new CRM.

(今日の会議のゴールは、新しい顧客管理システムの業者を決めることです)

3. "By the end of this call, we should have..." 終わりの形を言う型

ゴールより一段具体的に、何が決まっていれば成功かを言う。終わりが見えている会議は、時間通りに終わる。

By the end of this call, we should have a decision and an owner for the contract.

(この会議が終わるまでに、どこに決めるかと、契約の担当者を決めたいです)

冒頭で使える英語、次に足す3つ

3つが反射で出るようになったら、次はこの3つを足す。人がそろわない時、議題が多い時、初対面の人がいる時に使える。

4. "Let's give people a couple more minutes to join." 待つ型

開始時刻ちょうどに全員がそろっていなければ、これを言って少し待つ。ただし、待つのは1〜2分まで。それ以上待つと、時間通りに来た人の時間を奪うことになる。

Let's give people a couple more minutes to join, and then we'll get started.

(参加者がそろうまで、もう少し待ちましょう。そのあと始めます)

5. "We have three items on the agenda today." 議題を言う型

議題が複数ある時は、数を先に言ってから中身を並べる。聞いている側は、会議全体の地図を持てる。数を言うのは、日本人が英語で話す時にも助けになる。何を何個言えばいいか、自分でもわかるからだ。

We have three items on the agenda today: the budget, the hiring plan, and the launch date.

(今日の議題は3つです。予算、採用計画、ローンチ日です)

6. "Before we dive in, let's do a quick round of introductions." 自己紹介を促す型

初対面の人がいる会議では、本題の前に自己紹介を回す。オーナーが最初に名乗ると、他の人も同じ長さで続けやすい。

Before we dive in, let's do a quick round of introductions. I'll go first.

(本題に入る前に、簡単に自己紹介をしましょう。まず私から)

10分の英語筋トレメニュー

ここからが本番だ。読んだだけでは、会議の冒頭で1ミリも出てこない。

  1. 最初の3つの例文を、それぞれ声に出して30回。1文30回で3〜4分、3文で10分。朝、家を出る前に終わる。
  2. 次に自分が主催する会議の名前と目的を入れて、自分用の3文を書く。それも30回。
  3. その会議で、3つ全部を最初の1分で言う。主催する会議がなければ、作る。

3つは、ひと続きの台本として唱えるべし。始める、目的を言う、終わりの形を言う。この流れが、考える前に口から出る状態。英語が筋肉の一部になっている状態まで追い込む。

仕切る側に回ると、英語の会議はぐっとラクになる

初めて "Let's get started." と言った瞬間、全員の目がこっちを向く。声が少し上ずるかもしれない。それでも、そこから先の流れを決めるのは自分だ。急に振られて固まる側から、振る側に変わる。

仕切る側に回ると、英語の会議はぐっとラクになる。

筋肉は裏切らない。

脱線を戻す、意見を引き出す、決める、締めるまでの進行フレーズは、英語会議の進行フレーズにまとめた。

よくある質問

英語会議の冒頭では、何と挨拶すればいいですか?

"Let's get started. Thanks, everyone, for making the time." で十分です。始める合図と、時間を作ってくれたお礼を一度に言えます。その後に、会議の目的を一文で伝えます。

参加者がそろわない時、英語で何と言えばいいですか?

"Let's give people a couple more minutes to join." と言って少し待ちます。開始時刻を1〜2分過ぎたら、そろっていなくても "Let's get started." で始めます。

英語に自信がなくても、会議を仕切れますか?

仕切れます。進行で言うことはほぼ決まっていて、話の流れも自分で決められるので、急に振られて固まることもありません。英語の会議で一番ラクなのは、実は仕切る側です。

けい
けい

英語が話せないまま、外資の Japan CFO との英語面接に臨んだ。答えを全部英語で書き出した紙を、握りしめて。それから20年。英語会議での無力感も、悔しさも、全部味わいながら、仕事で使える英語をひとつずつ鍛えてきた。今は、アメリカ在11年目。純ジャパが20年かけて仕事で身につけた、筋肉質な“仕事の英語”を発信しています。

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